諦めずに相談して、本当によかった
【相談内容】
直腸がんと診断され、消化器外科の主治医から「手術が必要。がんの位置が肛門に近いため、肛門を残すのは難しく、永久的な人工肛門になるだろう」と言われた。できれば人工肛門になるのは避けたいと思っている。主治医から言われている治療が妥当なのか相談したい。
【結果】
肛門温存治療に力を入れている医療機関でセカンドオピニオンを受け、「肛門を残す術式で治療できる可能性がある」と言われた。
【ご利用者さまのコメント】
人工肛門になると言われたときはすごくショックで頭が真っ白になったけれど、諦めずにこちらに相談して、治療の選択肢が増えて本当によかったです。肛門温存手術にも当然リスクはあるとのことで、術後に今と全く同じ生活を送れるわけではないこともよくわかりました。今後のことは主治医とよく相談して、どこでどのような治療を受けるかを決めたいと思います。
*注意 : 直腸がんの手術は、がんを取り残さずに切除することを目指して行われます。このため肛門を温存できるかどうかは、病状を踏まえた慎重な判断が必要です。すべての方が肛門温存手術の適応になるわけではありません。
■人工肛門の生活とは
人工肛門とは、腸管の一部をお腹の壁を通して外(皮膚)に出して、肛門に代わって便の出口としたものです。
人工肛門には便をためる袋をつけます。
・交換の目安は3 日ですが、状態によっては1 日で交換することもあります。
・予期せず便が漏れる可能性もあり、緊張を強いられる生活となります。